アイマス高槻やよいの料理配信、兎田ぺこら『デススト2』出演……交錯する“ゲームとVTuberとリアル”の現在

交錯する“ゲームとVTuberとリアル”

メタバース業界に地殻変動? 事業・人員整理の動きをどう見るか

 『VRChat』では華々しいトピックが目立つが、メタバース業界全体で見ると、手放しに喜べるわけでない話題もいろいろ見られる。

 5月29日、『東京ゲームショウVR』の舞台にもなったXRプラットフォーム「xambr(クロスアンバー)」が運用・公開を終了した。前身となる「ambr」を継承する形で発展してきたが、その歴史に幕が引かれた形だ。運営企業のambrでは作業用ゲーム『gogh』が好調であり、『Roblox』のゲーム開発も始まったため、妥当な形でのピボットといえよう。

 2月にサービスを終了したNTT QONOQ(コノキュー)の『DOOR』は、5月28日にリプロネクストが事業承継すると発表した。to B実績も豊富な企業が引き取る形となり、これまで以上に手堅い運用が予想される。事業継承にあたってはサービス名称を含むリニューアルも予定されているようだ。

 また表立った報道にはなっていないが、HIKKYやクラスターといったVR系の企業からは退職報告も複数見られる。多くのプレイヤーが離脱・転換していったVTuber業界と同様に、こちらも大きな地殻変動が予感されるところだ。

 ちなみに海外に目を向けると、Metaから離れたOculus VRの共同創業者、パルマー・ラッキーが率いる軍需企業・Andurilが、Metaと米軍向けのAR・VRシステム開発に向けて連携すると発表があった。これもまた、時間の流れが生み出す大きな地殻変動の一つ……と見ることができるだろうか。

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