『Weekly Virtual News』(2025年6月2日号)
アイマス高槻やよいの料理配信、兎田ぺこら『デススト2』出演……交錯する“ゲームとVTuberとリアル”の現在

メタバース業界に地殻変動? 事業・人員整理の動きをどう見るか
『VRChat』では華々しいトピックが目立つが、メタバース業界全体で見ると、手放しに喜べるわけでない話題もいろいろ見られる。
[お知らせ]
バーチャル体験プラットフォームxambrは、本日を持って運用・公開を終了します。ご利用頂きありがとうございました。
※アカウント情報は全て削除させて頂きます。今後もambrでは、gogh、Robloxゲーム、XR開発等の仮想空間の開発に取り組み続けます。引き続きよろしくお願いいたします。 pic.twitter.com/4sXJkk9qRt
— ambr (@ambr_community) May 29, 2025
5月29日、『東京ゲームショウVR』の舞台にもなったXRプラットフォーム「xambr(クロスアンバー)」が運用・公開を終了した。前身となる「ambr」を継承する形で発展してきたが、その歴史に幕が引かれた形だ。運営企業のambrでは作業用ゲーム『gogh』が好調であり、『Roblox』のゲーム開発も始まったため、妥当な形でのピボットといえよう。
【DOOR事業譲受のお知らせ】
リプロネクストでは、NTTコノキューが提供していた300万以上のユーザーがいるメタバースプラットフォーム「DOOR」を事業を譲り受けました。… pic.twitter.com/RNdVJEmehX
— 藤田献児/リプロネクストCEO (@fujita_ln) May 28, 2025
2月にサービスを終了したNTT QONOQ(コノキュー)の『DOOR』は、5月28日にリプロネクストが事業承継すると発表した。to B実績も豊富な企業が引き取る形となり、これまで以上に手堅い運用が予想される。事業継承にあたってはサービス名称を含むリニューアルも予定されているようだ。
また表立った報道にはなっていないが、HIKKYやクラスターといったVR系の企業からは退職報告も複数見られる。多くのプレイヤーが離脱・転換していったVTuber業界と同様に、こちらも大きな地殻変動が予感されるところだ。
Anduril and Meta have teamed up to make the world's best AR and VR systems for the United States Military.
Leveraging Meta's massive investments in XR technology for our troops will save countless lives and dollars. pic.twitter.com/t9d2vRInSe
— Palmer Luckey (@PalmerLuckey) May 29, 2025
ちなみに海外に目を向けると、Metaから離れたOculus VRの共同創業者、パルマー・ラッキーが率いる軍需企業・Andurilが、Metaと米軍向けのAR・VRシステム開発に向けて連携すると発表があった。これもまた、時間の流れが生み出す大きな地殻変動の一つ……と見ることができるだろうか。
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