登録者82万超え「スクワッド」が解散 エンタメジャンルの難しさと生き残りに必要なものとは
コント動画「バスケあるある」で人気を博し、チャンネル登録者数82.1万人を誇るYouTuberグループ・スクワッドが今月、解散を発表した(2025年6月11日時点)。この6か月間、コラボ企画や人気コントの復活などさまざまな挑戦をしてきた同グループは、なぜ解散せざるを得なかったのか。今回はスクワッドの挑戦をもとに、エンタメジャンルで生き残る難しさや生き残るために必要なことを考えてみたい。
2020年5月にTikTokで動画投稿をはじめたスクワッドは、2020年6月にYouTubeチャネルを開設すると、2021年10月から投稿しはじめたショート動画「バスケあるある」シリーズが大ヒット。2022年8月に登録者数50万人を突破すると、2022年12月に BitStarが発表した「チャンネル総再生数ランキング」で9位にランクインするなど、一躍人気グループに。
(参考:BitStar公式サイトより)
しかしその後はバスケあるあるのネタが尽きてしまったことをきっかけに、再生数は低迷。そして2024年4月からは、チャンネル登録者数100万人突破に向け毎月人気投票を行い、5位と最下位は1か月間メインチャンネルへの出演はなしという斬新な企画を行った。だがその企画は、メンバー・はるかのパニック障害による活動休止などを理由に同年10月に終了。この2か月後の12月から今年5月までは、ロング動画で月間再生数500万回突破を目指し、解散をかけて日々精力的に活動していた。
6月4日に投稿された動画では、5月の結果を発表。353万3263回と、残念ながら目標の500万回には届かなかった。この挑戦を振り返ると、昨年12月は約279万回、1月は約410万回、翌2月からは約235万回、約195万回、約166万回再生と苦しい結果に。とくに目標達成の最後のチャンスだった5月は、東海オンエアやはじめしゃちょー率いるはじめしゃちょーの畑、エスポワール・トライブなど合計11組とのコラボ動画を投稿。再生数は伸びたものの、500万回という目標はなかなか難しいものだったようだ。これまでの結果をうけてリーダーのこうたは、「我々スクワッドは500万回再生達成しなかったので解散することになります」と、カメラをまっすぐ見つめながら解散を発表。ほかのメンバーたちも、「ありがとうございました」と、深々と頭を下げた。